ぜんそくコラム
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「マフラー」という裏ワザ
2012.11.16 | ぜんそくコラム,(咳)ぜんそく,長引く咳,秋,冬,気温,エアコン
今朝 8 時の待合室の気温は、今季最低の 13 ℃、
早速暖房開始です。
朝晩の気温の低下と共に、
ぜんそくや咳ぜんそくの方は症状が悪化しやすくなります。
先日、ある患者さんから、
「首にマフラーを巻いていると少しいいですよ」
と教えていただきました。
当院の “ぜんそくコラム” にも気温、服装等につき書いたことはありますが、
具体的にどうすればどう治ったかを教えていただいたのは初めてでした。
貴重な報告をありがとうございました。
首(頚部)には、皮膚のすぐ下に気管がありますので、
マフラーを巻いて、“気管” を冷やさないことで、その奥にある “気管支” に入る空気の気温の低下を防ぐ、
というのは理屈にかなっており、
厚着をして保温するのと同じかそれ以上の効果がある可能性があります。
寒い時に咳や息切れを感じている方は、ぜひ一度お試しください。
「マラソンを予定しています」
当院に来られるぜんそく、咳ぜんそくの方の中には、
マラソンランナーや、
長距離の自転車を乗る方(かなりの運動のようです)、
最近は「ウルトラマラソン」を走る方まで来られています。
上記の運動(スポーツ)に限りませんが、
ぜんそくがあってもなくても、
激しい運動をすると人間はある程度「息苦しさ」を感じるのですが、
スポーツが得意(好き)な方の中には、
「息苦しい」時に、実はぜんそく発作をおこしていることがあります。
適切に治療が行われることで、
生命を守るのはもちろん、
タイムや結果の改善ももたらすことになりますので、
希望される方は肺機能検査(数分で終わります)をおすすめします。
想像を絶する身体能力
2012.11.14 | サッカー
今日、W杯アジア最終予選、
オマーン vs 日本の試合(アウェイ戦)がありました。
結果は皆さんご存知の通り、前半に 1 点先制しながらも、後半追いつかれ、
嫌な雰囲気になりましたが、
終了直前に岡崎選手の勝ち越しゴールで何とか 2-1 と勝利し、
勝ち点 3 を獲得しました。
試合開始前の国歌斉唱時から、日本人選手は顔から汗が噴き出しており、
キックオフ後も、いつもの選手の動きではない感じがあり、かなり気温の高い、厳しいコンディションでは?と思いました。
ただし、その中でも唯一いつも通り平然とプレーしている選手がいました。
そうです。
日本人で唯一、欧州ビッククラブでレギュラー出場しているインテル長友佑都選手です。
素人の私が観ても、かなり暑い “アウェイ” 戦のはずなのに、
「しんどい」ようなそぶりは感じられない、全くいつも通りのプレーで、
左SBで先発しながら、しっかり先制点をアシストしました。
また、追加点がなかなか取れないと、監督の指示で、
本来DFなのですが、MFやFWの選手をベンチに置いたまま、
怪我をしていなければ、本来は香川真司選手のポジションである左の攻撃的MFに上がり、
生き生きとプレーをしていました。
もう完全に、日本代表の中心です。
呼吸器内科の医師として、
長友選手のフィジカル(身体能力、肺機能など)がどうなっているのか、
今まで以上に興味を持った試合となりました。
次戦も中東のアウェイ戦(相手はヨルダン)です。
これからもさらなる活躍を期待しています!。