院長ブログ
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美しき銀メダル
試合終了、
1-2 でアメリカに敗れた直後、
あのいつも冷静な宮間あや選手(なでしこJAPANキャプテン)は、
人目もはばからずに号泣し、
チームメイトが抱えあげるまで立ち上がれませんでした。
ピッチ上にいる誰よりも、
「勝ちたい」という強い気持ちをもって、
92分間、走り続け、
そして、それが達成できなかった終戦のホイッスルを聞いた時、
悔しさ、責任感、これまでの苦労、
チームメイトや監督、応援をしているすべての人々への思いなどが
一瞬にして湧き上がったのでしょうか。
アメリカは、今の軍事・経済力・文化を象徴するような、
パワー、身体能力で日本を序盤から圧倒してきました。
その中でも、日本の選手は、
キャプテンを筆頭に、
92分間これまでやってきたことを、すべて出し切って、戦ってくれました。
ロンドンオリンピックの決勝戦で、
宮間選手をはじめ、なでしこJAPANの選手が流した涙は、
日本の川の源流から湧き上がる、澄みきった水のように美しく、
選手が勝ち取った銀メダルを、
金メダルよりさらに輝く色に変えてくれました。
今日の試合は一生忘れられない試合になりました。
これからも応援します。
現役を続ける選手、
指導者になる・または続ける選手・コーチの方は、
この経験を生かし、
十分休養してから、
これからも世界に誇れる日本代表の試合を私たちに見せてください!。
GOLD MEDAL MATCH
今日27時45分、
明日のAM3時45分、
ロンドン五輪、
なでしこJAPANとアメリカの決勝戦キックオフです。
W杯チャンピオンとして、
対戦するチームからは徹底的に研究され、
また海外の選手とは圧倒的な体格差がありながら、
予選リーグ、決勝トーナメントを勝ち抜き、
決勝戦で、
実力No. 1と言われるアメリカと対戦、
ここまで有言実行、筋書き通りにいくとは思いませんでした。
世界で最も多くの人が観るスポーツ、 football の、
しかもオリンピックの決勝戦にまで勝ち上がるのは、
最初で最後かもしれません。
アメリカは「PK戦の練習をしていない」と日本を圧倒するつもりです。
どんな展開になっても、
GOLD MEDAL MATCH、
最後の一秒まで応援します!。
数秒の集中力で決まる勝敗
ロンドン五輪、男子サッカー日本代表は、
準決勝で残念ながらメキシコに敗れ、
韓国との3位決定戦にまわることとなりました。
逆転を許した場面のほんの “数秒” を除いて、
出場選手は気を抜くことなく集中していましたが、
その秒単位の集中力の差が、
最終的に 1-3 というスコアになってしまいました。
負けた瞬間はかなり残念でしたが、
実力がなかったと受け止め、
未来に目を向けることにしました。
3位決定戦は史上初、アジア vs アジアのメダル争いとなりました。
今回の敗戦と、
次の3位決定戦は、
必ず日本男子サッカーの発展につながる試合になります。
銅メダルマッチが、歴史に残る名勝負になるよう期待します。
40℃以上ある灼熱のコンクリートの隙間から、
エアコンの排水だけを頼りに、
精一杯背伸びをして咲いている花を見つけました。