院長ブログ
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美しき銀メダル
試合終了、
1-2 でアメリカに敗れた直後、
あのいつも冷静な宮間あや選手(なでしこJAPANキャプテン)は、
人目もはばからずに号泣し、
チームメイトが抱えあげるまで立ち上がれませんでした。
ピッチ上にいる誰よりも、
「勝ちたい」という強い気持ちをもって、
92分間、走り続け、
そして、それが達成できなかった終戦のホイッスルを聞いた時、
悔しさ、責任感、これまでの苦労、
チームメイトや監督、応援をしているすべての人々への思いなどが
一瞬にして湧き上がったのでしょうか。
アメリカは、今の軍事・経済力・文化を象徴するような、
パワー、身体能力で日本を序盤から圧倒してきました。
その中でも、日本の選手は、
キャプテンを筆頭に、
92分間これまでやってきたことを、すべて出し切って、戦ってくれました。
ロンドンオリンピックの決勝戦で、
宮間選手をはじめ、なでしこJAPANの選手が流した涙は、
日本の川の源流から湧き上がる、澄みきった水のように美しく、
選手が勝ち取った銀メダルを、
金メダルよりさらに輝く色に変えてくれました。
今日の試合は一生忘れられない試合になりました。
これからも応援します。
現役を続ける選手、
指導者になる・または続ける選手・コーチの方は、
この経験を生かし、
十分休養してから、
これからも世界に誇れる日本代表の試合を私たちに見せてください!。