院長ブログ
現在のページ位置
MEGA CRISIS
皆さん、9月になりましたが、
まだまだ毎日、
「暑い!」
ですね。
最近、NHKスペシャルの、
「MEGA CRISIS 巨大危機~驚異と闘う者たち~ 第1集 加速する異常気象との闘い」
という番組を見ました。
迷走しながら、史上初めて東北東部に上陸した台風10号が、
北海道・東北地方に甚大な被害をもたらした原因は、
2016年8月の日本近海の海水温が、平年と比べ、1~5℃ほど高かったことから、
大量の水蒸気を取り込んで、勢力を維持したことにあるようです。
また、地球温暖化により、
台風の勢力が最も強くなる地点が、30年で150kmも北上しているようです。
「北海道の辺りまで進むと、台風は熱帯低気圧に変わる」のは、
完全に過去の話になってしまいました。
北極圏では、「永久凍土が溶ける(永久ではないですね…)」現象が起きており、
その凍土中に多く含まれるメタンガス(温室効果ガス)の大気中への大量放出が、
次々に報告されているようです。
ちなみに、メタンガスの温室効果は二酸化炭素の28倍…、
北極海の氷の減少も、深刻な地球温暖化の原因になっています。
2100年頃には、平均気温が4℃上昇するとの予測もあり、
そうなると1時間あたりの降水量が300mm以上になるところも…、
いや、それ以前に、
もはや、人間が普通に生活できない環境(気候・気温)です。
番組では最後に、
巨大積乱雲(supercell)の脅威を紹介していました。
特に、私が常々心配している、
雷が医療機関に襲いかかった時に、
どのようなことが想定されるかというシュミレーションも行っていました。
結論から言うと、
どうしようもない恐ろしいことが起こります。
もちろん、医療機関に限った話ではありませんが、
多発・連続する巨大な雷に襲われると、
落雷に伴う電磁波等で、
重要な電子機器はほぼダウンしてしまい、
重要な情報や医療機器が使用・修復不可能な状態になります。
対策が思いつきません…。
じわじわと進行する地球温暖化の脅威、
温暖化する原因は、人類の環境破壊に伴うものが多く、
自己責任と言えばそれまでですが、
もはやどうすることもできないのでしょうか??。