院長ブログ
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奇跡
先日、患者さんから、
「先生、サッカーのブログ、読んでいますよ」
と、言っていただきました。
なかなか診察室ではそういう話にはならないので、
嬉しい反面、
少し恥ずかしい気持ちになりました…。
今日は、2018 ロシア W杯、アジア最終予選、
日本はホームにイラクを迎えての試合でした。
不動のトップ下だった香川選手の代わりに、
スペインリーグでレギュラー争いに苦しんでいる、
清武選手が先発に入りました。
試合は前半、
ドイツでも、代表の試合でも最近大活躍中の、
原口選手のゴールで先制、
アシストは清武選手でした。
ホームで 1-0 と先制。
「これ、UAE 戦と同じ展開…」。
いやな予感の中、
後半 15 分、
イラクはフリーキックから、
ヘディングであっさり同点…。
ハリルホジッチ監督は、
まさに審判に告げようとしていた、
ボランチ柏木選手から山口選手への交代を、
数分ためらいました。
そして、日本中が、
前線の攻撃的な選手の投入を想像しました。
でも、監督は、数分迷ったあと、
後半 22 分、
1 点とらないといけない状況で、
FW や攻撃的 MF ではなく、
予定通りボランチの山口蛍選手を投入しました。
「山口、ミドルシュート決めてくよ!!!」。
私は思わず TV の前で 1 人、叫んでいました。
勇気ある采配、
自分の更迭が関わる試合で、
素人には大胆と思える判断、
このまま引き分けや、逆転されれば、
マスコミ、ネットから袋だたきにあいます。
そして、
時間は過ぎ…、
同点のまま、後半ロスタイムの 6 分に突入…。
残り時間、あと 5 分…、
4 分…、
3 分…、
イラクの選手が得意の時間稼ぎ…、
どんどん時間はなくなっていきます。
そして、後半 48 分、
山口選手から、前線に上がっている DF の吉田選手へパス、
左コーナー辺りでファウル獲得!。
「これ、最後のチャンスや…」。
清武のフリーキックは相手 DF がクリア…、
「もうあかん…」
そう思った瞬間、
走り込んだ山口選手の強烈なミドルシュート!!!。
「奇跡や!!!」
これから、ハードな試合が続きますが、
日本代表の皆さん、
誰にも頼まれていませんが、
勝手に応援し続けますよ!!!。