院長ブログ
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“奇跡”ではないスペイン戦!
ロンドン五輪、
サッカー男子、
スペインに勝ちました!。
マスコミは、
“マイアミの奇跡”(日本がブラジルにアトランタ五輪で勝った試合)
と同様に、
“グラスゴーの奇跡”
などと報道していますが、
“奇跡”でもなんでもなく、
“勝つべくして勝った試合”
だと思います。
相手のスペインの選手は、
所属クラブは欧州の名門クラブばかり、
年収は億単位が当たり前、
クラブ・代表でも優勝など実績は十二分にあり、
普通にプレーすれば、
優勝候補 No. 1、
日本に負けるわけなどないのです。
選手は試合の1週間くらい前のインタビューで、
「日本のこと?、情報はなこれから」
などと完全に見下していました。
それに引き替え日本は、
最後のホームゲームでニュージーランドと引き分け、
大ブーイングの中出国しました。
ある元代表選手には
「メダルは絶対無理」
などと言われ、
マスコミは視聴率の稼げる
「なでしこ」
ばかり連呼、
男子の話題はほとんどありませんでした。
でも私は昨日のブログにも書きましたが、
選手と関塚監督にはかなり期待していました。
ここまで“勝てない”と思われ、言われて、
悔しくないわけがありません。
選手はこれまでの五輪代表と違い、
A代表でも実績のある選手がおり、
海外でプレーする選手が控えにまわっているような状況です。
あと、関塚監督は、
もし病院で白衣など着ていたら“〇〇科部長”っぽい風貌ですが、
私の尊敬するオシム前日本代表監督が、
日本の有能な指導者の一人としてリスペクトし、
本当に真面目で、明晰、冷静、かつ勝利に対する魂を感じる監督です。
番狂わせを目指し、スペインの何倍も相手を分析し、
選手と対策を練っていたはずです。
昨日の試合間の表情はこれまで見た中で一番気合入ってました。
試合内容は、完全に作戦通り、
ほとんど危険なシュートを打たせず、
さすがにマンUの正GKにはすごいセーブを連発されてしまいましたが、
全員が最初から最後まで、本当に良く走っていました。
監督はこういう時によく走り、
戦える選手を選び、
先発・交代で使ったのだと思います。
試合直後のインタビューでも、
選手・監督共、
「まだ勝ち点3取っただけ」
と気を引き締めるコメントばかり、
勝利は“想定内”、
大事なのはこれからです。
唯一心配なのは、
大津選手の打撲と
酒井宏樹選手の捻挫(いやな感じのひねり方でしたが・・・)。
次のモロッコ戦は代役が予想されますが、
控え選手はモチベーション上がっていることでしょう。
相手は初戦引き分けているので、
勝ち点3を取りに攻撃的に来るはずです。
昨日のモチベーションの低いスペインより、
かえって厄介な相手になるかもしれません。
かなり激しい試合になりそうで、今から楽しみです!。