院長ブログ
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ドーハの悲劇と歓喜
最近、急激な気温の低下により、
多くの方がかぜをひいたり、
喘息や長引く咳が悪化したようです。
気温や湿度、感染予防、エアコンの管理など、
冬には気をつけないといけないことが多いですね。
話が変わりますが、
1993年10月28日、
カタール、ドーハで、
アメリカW杯アジア最終予選のラストマッチ、
イラクに勝てば、日本W杯初出場!という試合が行われました。
神戸のS病院で研修医2年目として勤務していた私は、
病院の前にある医員宿舎の1人部屋に住んでいたため、
先輩ドクター3人(T野先生、Y田先生、U田先生)に、
夜中に押しかけられ(?)、
ワイワイ好き勝手なことを言いながら、みんなで応援していました。
結果は、皆さんご存知の通り…、
終了まであとわずか、後半のロスタイム、
イラクのコーナーキックから、
あっけなく同点ゴールを決められ、
日本代表は、W杯初出場を、あと数分、というところで逃してしまい、
後に「ドーハの悲劇」として、
後世に語り継がれることになりました。
大人の男4人で、
呆然とイラクの選手のヘディングがゴールに決まるのを、
医員宿舎の狭い部屋で観たことは、
一生忘れられない思い出となりました。
時は流れ、2016年1月26日(現地時間)、
U-23日本代表は、
またもドーハで、
勝てばリオデジャネイロ五輪出場決定、という試合が行われました。
対戦相手も同じイラク、
嫌な予感を感じると同時に、
過去のネガティブな思い出を払拭する絶好のチャンスです。
試合はフィジカルの強いイラクにかなり押される展開でしたが、
前半、FW久保選手が先制ゴール!、
少しホッとしました。
が、
それもつかの間、
前半終了直前、
イラクコーナーキックからのこぼれ球を押し込まれ、
嫌な時間に同点…。
またか…、
嫌な予感…(完全にトラウマです)。
そして後半も、かなり押し込まれる展開、
日本に得点の入りそうな予感は乏しく、
イラクの攻撃は激しさを増してきました。
このまま延長?…、
PKなんて最悪…、
そう思いつつ、後半アディショルタイムへ突入。
すると、後半48分、
日本の右サイドからのクロスをはじいたイラクのGKからのこぼれ球を、
見事なボレーシュート!!。
1人でTV観戦していた私は、
夜中0時を過ぎているというのに、思わず
「○△□○△□!!!」
何とも言えない叫び声をあげてしまいました…(近所の方すいません)。
前評判はかなり悪かったですが、
そのプレッシャーをはねのけて、
劇的な結末で、
リオデジャネイル五輪出場を決めてくれました。
先制ゴールの久保選手、
決勝ゴールの原川選手、
共に、「元」京都サンガの選手です!(ちょっと複雑…)。
サッカーのレベルの高い国では、
多くの五輪選手(23才未満)が、
A代表のレギュラーになっていますよね。
どんどん割り込んで、A代表のメンバーに入ってほしいです。
でも、その前に、決勝では韓国に勝って優勝を!、
そして、五輪でもメダルを!、
期待しています!!。