院長ブログ
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「お久しぶりです」 + ピルロのスプーン
2012.07.06 | サッカー
ぜんそくや咳ぜんそくの方は、
もちろん毎月来院が必要な方もありますが、
比較的軽症な方は、
「お久しぶりです」
という感じで来られます。
ぜんそくや咳ぜんそくは、きちんとコントロールすれば、
軽症の方は、一時治療を終了できます。
なので、ほぼ治癒に入った方は、通院の必要がなくなります。
ただし、かぜや気候、疲労、その他、
再発のきっかけは様々ですが、
やむをえず同様の症状がおこる方があります。
時々ですが、
「すいません。吸入やめてぶり返しました・・・」
と謝る方があるのですが、
治療を自身の判断でやめた方を責めたことはありません(吸入は面倒くさいものです・・・)。
申し訳ないと思わずに、気軽に再診してください。
今日 Number という雑誌の最新号を買ったのですが、
私が釘付けのなったのは、
優勝したスペインの記事ではなく、
“ピルロのスプーン”
という記事です。
PK戦のゴールは、ゴールにカウントされないのですが、
個人的に EURO 2012 のベストゴールは?と聞かれたら、
イタリア vs イングランド、延長戦を終えて 0-0、
PK 戦、2人終えて 1-2 とイングランドのリードで迎えた、
先攻イタリアの3人目、ピルロのPKです。
リードされ、絶対外せない場面で、
ボールをセット後助走に入り、一瞬のフェイントを入れて、
GKが左に動くのをあざ笑うかのように、
ゴールど真ん中に、“ふわり”と小学生でも止められるような速さのチップキック!。
これをイタリア語ではクッキアイオ(スプーン)と呼ぶそうです。
素人の私でも、最高の技術とメンタル、そして経験がないと蹴れない最も難しいPKを、
あっさり決めてしまったのです。
これを録画で観ていた私は、
これはイタリアが逆転する!と思い、
その後GKブッフォンの好セーブもあり、最終的にイタリアが勝ちました。
ピルロが完全に流れを変えたのです。
ぜひ日本とイタリア、ピルロの現役のうちに、
ベストメンバーで(ザックが辞める前に?)戦ってほしいです。
「家族がアナフィラキシーショックになったことがあります」
2012.07.06 | ぜんそくコラム
ぜんそくや咳ぜんそくの患者さんの中には、
ご家族にアナフィラキシーショックをおこしたことがある方がいます。
アナフィラキシーショックは、
食べ物や薬(解熱鎮痛薬や市販のかぜ薬、造影剤)などがきっかけに、
急に呼吸困難、血圧低下などをおこすため、
対応には救急病院をすぐに受診する必要のある非常に危険な状態です。
ぜんそくがある方は、元々気管支が敏感(過敏)になっているため、
血のつながっている方がひどいアレルギー症状をおこしたことがあるのであれば、
特に注意が必要です。
予測するのは非常に難しいですが、
事前に血液検査などを行い、
自分が何に敏感か知っておくと、予防できる可能性があります。
検査を希望される方は、担当医の先生にご相談ください。