ぜんそくコラム
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「毎年6月は調子悪いです・・・」
2012.06.07 | ぜんそくコラム,(咳)ぜんそく,長引く咳,梅雨,雨,気温
毎年、6月にぜんそくが悪くなる方がいます。
その多くが、
梅雨に関係しています。
気温の低下、
寒冷前線、
気圧、
湿度などの影響が考えられています。
明日以降、天気予報は雨になっています。
ぜんそくや咳ぜんそくの治療中の方はご注意ください。
「吸入ステロイドをやめたいのですが・・・」
2012.06.06 | サッカー
ぜんそくや咳ぜんそくの治療には、
国際的に第一選択とされている薬が、吸入ステロイドです。
なぜ、ぜんそくの治療に良いかというと、
①薬剤が病気本体のある気管支に最短距離で届くので、
効果が早いのに加え、
他臓器にはほとんど届かないので薬剤の投与量が少なくてすむのです。
また、
②必要なところ(気管支)にのみ薬剤が到達し、
一部吸収されたものも大部分が速やかに代謝されるため、
多くの方が心配される全身性の副作用は心配するレベルではないのです。
むしろ、ぜんそくの原因である慢性の気道の炎症を、
吸入ステロイドなどの適切な使用を行わずに放置すると、
気管支に“リモデリング”という元に戻らない変化がおこり、
重症のぜんそくになることがわかってきました。
薬の副作用を心配して症状を我慢し、
病気の進行を放置するほうがはるかに体には良くないです。
ただし、吸入薬はステロイドに限らず、
その方に最も適した薬剤を、必要な回数、
適切なタイミング・速さ・深さで吸うこと、
吸入後のうがい、
などに注意が必要で、
正しく使用することが最も大事です(これが結構難しいです)。
当院では、初めて来院された方や吸入薬を使用したことがない方には、
治療において最も大事な、“適切な”吸入方法や治療をご説明しています。
また、改善傾向にある方は速やかに薬剤の減量・中止を行います。
必要もないのに治療を続けるようすすめることは決してありません。
質問等があればお気軽にご相談ください。
ドルトムントの香川真司選手のマンチェスター・ユナイテッド入りが報道されています。
ベッカムやC・ロナウドのつけていた背番号7の可能性も?。
本人は、「サインもしていない。今はW杯予選に集中したい。」と。
6/8、6/12と大事な試合の前なので、
記者の方にも大人の対応をしてほしいですね。
6/12のオーストラリア戦が終わったら、すべて語ってくれます。
まずは代表で華麗なゴールを決めてください!。
けがだけはしないでほしいです。
「ぜんそくと咳ぜんそくってどう違うんですか?」
2012.06.05 | 釣り
患者さんから時々核心をつかれることがあります。
「ぜんそくか咳ぜんそくかどっちなんですか?」。
その違いはヒューヒュー・ゼイゼイがない、
息苦しくない、
咳だけが症状のぜんそくの1亜型が“咳ぜんそく”です。
ただし、その2つの病名をあまり厳密に分ける必要はなく、
最も大事なのは、長引く咳の原因が、
「ぜんそくまたは咳ぜんそく」の状態か、
「他の疾患」なのかを鑑別することです。
かえってわかりにくくなったかもしれませんが、
患者さんごとに重症度や疾患が違いますので、
その都度疑問点は遠慮なくご質問ください。
週末に釣れた 60.5 cm のロックトラウト、きれいな魚でした。
気温が上がると、マスの元気もなくなってきます・・・。