院長ブログ
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Bloom where God has planted you
2012.09.17 | 花
学区内の“敬老会”を初めて見学する機会がありました。
その中で、小学生が、国語の教科書から引用し、
全員で一生懸命暗記した詩を披露しました。
わたしと小鳥とすずと 金子みすゞ
わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやく走れない。
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音ではでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんなうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。
お気づきの方もおられると思いますが、
このブログに添付している植物の写真(レベルが低く恐縮ですが・・・)は、
毎週通りかかるある駅前の花壇を除いては、
ほとんどが人の手が加えられていない道端の植物です。
誰からも水や肥料などを与えられずに、
芽を出し、花が咲き、枯れる、
アスファルトの隙間や、わずかな土から必死で芽を出し、
そして花を咲かせ、枯れてゆく、
そんな道端の植物がほとんどです。
この連休、ベストセラーのランキングに入り、
話題になっている本を読みました。
「Bloom where God has planted you」
「置かれた場所で咲きなさい」
人は境遇を選ぶことはできないが、生き方を選ぶことはできる。
戦前、戦中、戦後を乗り越え、
筆舌に尽くしがたい苦労を乗り越えて、
私達にこの平和な日本を築いてくださった方々に感謝するとともに、
また、今ある環境で、毎日精一杯できることを行い、
そして咲けない時は根を下へ下へ降ろす。
より美しい花を咲かせるために。
そう決意した休日でした。