院長ブログ
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「休日だからいいじゃないですか」
2013.02.12 | 釣り
2月10、11日は、朝7時から正午まで、
氷点下の中、いつもの“トラウト”釣りに行ってきました。
寒いのにどうして通ってしまうかというと、
とにかく低水温が適温の、冬の“トラウト(鱒)”は、
春や秋とは全く違うパワーで引いてくれるのです。
というわけで、どんなに寒くても、
つい行ってしまいます。
ただし、そう簡単に、大物は釣れません。
この2日間(計10時間)で、
魚がかかったのはわずか3匹でしたので、
魚とのやり取りのない残りの時間は、寒さのあまり、
“座禅?”のような状態になり、
なぜ寒い中こんなことをしているのか、と思うこともあります。
もちろん、小型の魚を数釣りする方法もあるのですが、
どうしても大物を釣りたい私は、
5時間で1匹釣れるか釣れないかの、
アグレッシブな釣り方にこだわってしまいます。
約2か月ぶりにその努力が報われる時がきました。
2日連続で、60cmのロックトラウト!、
初日と、
2日目。
特に2匹目は、かなりの重量でした。
私がいつも通っているダム湖には、
毎朝7時オープンのところを、
必ず6時40分頃には到着され、
毎日欠かさず釣果情報などをブログに書かれているマネージャー(管理人の方)がおられます。
昨日、私の職業もご存じで、
いつも魚の大きさを計測してくれるマネージャーに、
「2日連続で来てもいいのでしょうか?」
とつぶやくと、
「休日だからいいじゃないですか」
とすかさず言っていただきました。
医院の院長というのは、休日とはいえ、
来ていただいている患者さんが調子が良いかどうか、
気にしながら過ごしています。
同時に、実はかなり “alone” な仕事で、
かつ私の趣味が一人でできることなので、
日常会話をする方が自体が少なく、
診察室以外では、心に残る一言をいただくことはほとんどありません。
何気ない
「いいじゃないですか」
という一言が、
私の心の中に、
2匹の大物が釣れたことと同じかそれ以上のインパクトを与えてくれました。
日々、ベストの診療を行うバッテリーを充電するために、
これからも出かけても良いのだと思い直させていただいた連休でした。
そして、診察室では、私も常に、
“一言の重要さ”を意識しながら、
患者さんと疾患に向き合おうと思います。