院長ブログ
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忘れてはならない 8.6
1945年8月6日、午前8時15分、
Hiroshima に投下されたひとつの核兵器により、
半年で 17万人もの命が失われました。
私の祖父はその “Hiroshima” で若くして亡くなりました。
祖父は私の母校、京都府立医大学を卒業し、
医師として広島に赴任中に被爆、
夢であった医療を十分にできないまま亡くなってしまったのです。
年々、“戦前、戦中” を経験された方が減り、
教育の現場でもあまり取り上げられないためか、
8.6 と聞いても何も思い出さない日本人が増えています。
連日、五輪で活躍した選手、
そしてそれを応援する日本人の姿がマスコミに登場しています。
その選手たちが、メダルを獲れるようになったのは、
また、私達がTVや現地で応援できるようになったのは、
どうしてでしょうか?。
選手やスタッフ、家族の方々の努力だけでなく、
つらい歴史を経験し、乗り越え、
今の日本を築いていただいたすべての日本人のご苦労がなければ、
メダルの獲得や選手の応援をすることなど実現できなかったことをは忘れてはなりません。
(今のところ)戦争を経験せずに生活できている世代のひとりとして、
日々平穏に過ごせることを毎日感謝し、
微力でも精一杯生きていくことを誓いながら、
8時15分、
黙祷をしました。