京都市下京区 丹波口/四条大宮/五条大宮|ぜんそく(喘息)外来・咳喘息・呼吸器科|横村医院

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ぜんそく治療の目標

2012.12.10 | 治療・吸入
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ぜんそくの治療目標は何か、

喘息予防管理ガイドライン2012からの抜粋です。

 

1. 健康人と変わらない日常生活が送れること。正常な発育が保てること。

2. 正常に近い呼吸機能を維持すること。PEFの変動が予測値の20%未満。PEFが予測値の80%以上。

3. 夜間や早朝の咳がなく十分な夜間睡眠が可能なこと。

4. 喘息発作が起こらないこと。

5. 喘息死の回避。

6. 治療薬による副作用がないこと。

7. 非可逆的な気道リモデリングへの進展を防ぐこと。

 

上記のすべてをクリアしている方は少ないかもしれません。

 

ただし、適切な診断・治療を受けることなく、

「仕方がない」とあきらめている方が多いような気もします。

 

ぜんそくで通院中の方に、

1. から 7. の一つでも多くの項目がクリアできるよう、

さらに日々努力していこうと思います。

「吸入を止めると咳がぶりかえしました」

2012.11.28 | 治療・吸入
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ぜんそくや咳ぜんそくの方は、

適切に診断・治療が行われると、

咳や息切れなどの発作がゆっくり良くなっていくのですが、

調子が良くなると、つい吸入や内服などの治療を忘れたり、

「もう治っただろう」などと思い少し早い段階で治療を自己中止してしまうことがあります。

 

その後、薬を止めて少し時間が経ってから、

「ぶり返してしまいました・・・」

と再診されます。

 

実は治療を自己中止されている方は非常に多く、

つい忘れる、忙しい、薬剤コストの問題など、

やむをえない事情がある場合がほとんどです。

 

時々「すいません・・・」などと謝られることもありますが、

そのようなことは全く気にしないでください。

 

治療再開を希望される方は遠慮なく担当医にご相談ください。

「咳止め(かぜ薬)を飲んでいますが、咳が止まらないです」

2012.11.27 | 治療・吸入
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ぜんそくや咳ぜんそくの来院のきっかけとして多いのが、

「咳止め(あるいはかぜ薬)を飲んでいますが咳が続きます」

という状態です。

 

ぜんそくや咳ぜんそくの咳は、“慢性の気道の炎症” が原因ですので、

咳止めやかぜ薬には、その慢性炎症を改善したり、

炎症に伴う気管支周囲の平滑筋収縮を抑える成分が含まれていません。

 

もちろん、ぜんそく関係の診断・治療が難しい慢性の呼吸器疾患の可能性もあり、

精密検査が必要な方もあります。

 

効果がないかもしれない薬を続けるのが心配な方は、

信頼できる医師にご相談ください。

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